こんにちは!青梨子訪問看護ステーションの竹内です!
先日、ステーションの看護師何名かと、介護を題とする創作落語をしている内村英徳様の落語と緩和ケア萬田診療所の萬田先生の講義に行ってきました。
内村英徳様の創作落語は、エンディングノートや死後の世界のことについて話されており、楽しく聴かせていただきました。
日本では、死について考えることに関して、「縁起が悪い」とされています。自分の人生の終わり方を考えないようにされている方も多くいます。しかし、死は誰にでも訪れるものです。「死」をみつめることで生きることを考えるきっかけにもなる内村様はおっしゃっていました。落語を通して、生きることを考える機会を提供して頂きました。
萬田先生の講義では、患者様の看取りの実際を、映像を通して見させていただきました。酸素吸入している患者様のタバコを吸いたいという要望をかなえたり、旅行に行きたいという患者様の要望をかなえたりしていました。どの家族にもそれぞれのストーリーがあり、人生の最後を目一杯生きている映像を見て感極まりました。また、人生の最期を患者様の思いを第一に考え尊重して治療を進めていっているため、家族も大変満足しているお別れをしている姿がありました。
お二方の講義・落語を聞いて、私自身も「死」に対する考え方が180度変わった気がします。今までは死について深く考えたこともなく、家族もできるだけ長生きしてほしいと思っていました。しかし、人間誰しも死を迎える運命です。後悔する最期ではなく、患者本人また、家族が満足できる最期を迎えることができればいいなと思いました。