こんにちは!
2月4日立春を迎えたばかりですが、先日は雪も降って真冬の寒さは続いておりますね。
長い冬ももう少しです。寒さに負けないよう体調を整えて過ごしていきましょう!
先日ZOOMで褥瘡ケアの研修を受講しました。
そこでの学びを今回のブログでご紹介したいと思います。
簡単に褥瘡の説明からしていきます。
褥瘡とは、皮膚や皮下組織などが長時間圧迫されることにより、局所的に血流が悪くなり、壊死が生じて発生する難治性の皮膚潰瘍です。
今回の研修では褥瘡の重症化の評価やそのステージにあった処置の方法を学ぶことができました。
在宅での褥瘡処置に使用されることが多い軟膏を紹介していきたいと思います。
●ユーパスタコーワ軟膏:感染が疑われる褥瘡、膿や滲出液が多い褥瘡に使用されます
〈作用〉・ヨウ素による抗菌作用
・精製白糖の滲出液吸収
・浮腫軽減作用
〈注意点〉・ヨードアレルギー禁
●ゲーベンクリーム:感染が疑われる褥瘡、壊死が付着している褥瘡、滲出液が少ない褥瘡に使用されます
〈作用〉・細菌や真菌に対する銀イオンによる抗菌作用
・壊死組織溶解(自己融解)
・緑膿菌にも効果的
〈注意点〉・サルファ薬過敏症、新生児、低体重児には使用しない
・滲出液が多い場合は不適
●プロスタンディン軟膏:感染兆候がない褥瘡、上皮化の促進目的に使用されます
〈作用〉・局所の循環を改善
・肉芽、表皮形成促進作用
〈注意点〉心不全、出血傾向の患者には禁忌
●亜鉛華軟膏:創面保護、浅い褥瘡に使用されます
〈作用〉・消炎、保護作用
・滲出吸収作用
〈注意点〉・軟膏を除去する場合はオイルなどを使用
在宅の褥瘡改善には正しい軟膏選択が重要です。少しでも早く改善できるように正しい軟膏で処置していきます。
研修に参加すると、知識の再確認、新たな知識の習得に繋がります。今後も看護師としての更なる知識・技術の習得に繋がるよう研修に意欲的に参加ていきたいと思います。