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父の日に寄せて~青梨子訪問看護ステーション~

こんにちは訪問看護です‼️6月に入り、街中では父の日ギフトの広告をよく目にするようになりましたね😀

私自身も訪問看護師として、多くの「お父さんたち」と日々関わっています。

そんな中、自然と頭に浮かぶのは認知症を患っている父のことです。父とは一緒に住んでおらず、他県に住んでいます。

数年前、父に認知症の兆しが見え始めた時にはどこか、信じたくない気持ちがありました。

仕事では冷静に「認知症と向き合う方法」を知っているはずなのに、いざ身内のことになると

心がついていかない・・・物忘れ、怒りっぽい、日常生活の変化。父という存在が少しずつ遠ざかっていくようで辛くなる瞬間もあります。

訪問看護の現場では同じように認知症と向き合うご家族の姿をたくさん見てきました。

    「もう昔の父ではない)と寂しそうに話す方

    「変わってしまっても父は父」と笑って話す方

そのどれもが本音であり、家族への愛であると思います。

今年の父の日、きっと父はプレゼントはいらないと言うと思います。父の日には実家に帰り一緒に散歩をしようと思います。

たとえ話がかみ合わなくても

    「ありがとう。お父さん」と伝えられる瞬間を大切にしたいと思います。

すべてのお父さんたちへ。そして支えるご家族へ

今日も私たち訪問看護師は、心を込めてお父さん、ご家族様に、心を込めて寄り添っていきます。

そしてこれからも「ありがとう」の気持ちを大切に訪問してまいります。