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~青梨子訪問看護ステーション~

五月だというのにもう汗ばむほどの暖かさですがいかがお過ごしでしょうか

心地良い気温もすぐに過ぎてしまうため、今の気候を楽しみながら一日一日を過ごしていきましょう。

今回のブログでは、訪問させていただいている、利用者様から感銘を受けた言葉を紹介いたします。

この言葉はとんちで有名な一休さんの言葉だと教えてくれました。

インターネットで調べてみると、この言葉が生まれた一説が載っていましたので引用します。

「菩薩とはいったいどんな人なんですか?」時に彼は「腹心気己人」と書いたそうです。

それもただ書いただけではなく写真のように書きました。

「腹は立てずに、心は丸く、気は長く、自分は小さく謙虚に、人を大きく立てる」

という意味だそうです。

利用者様はこの言葉が好きで人生の教訓にしているとの事です。

その利用者様は若い時に経営者として会社を運営していました。経営者として働いているときから、同業者や部下・家族と接するときもこの言葉を忘れないようにしていると話していました。私よりもはるかにたくさんの経験を積んでいる人からのその言葉にはとても重みはあり人間関係を形成する上でとても大切なことだと感じました。

訪問していると、自分よりも世代が上の方と関わることに難しさも感じますが、このように人間として成長出来るような言葉に触れることができます。

しかし、私が同じ言葉を発しても相手の心を動かすような印象を与えることは難しいと思います。その人の経験や積み重ねてきたものがあるからこその言葉の重みだと思います。

自分も老年期になり、言葉に厚みが出るような人生を歩んでいきたいと思いました。