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法人本部ブログvol.10 ICT・介護ロボットの活用について

こんにちは、法人本部です。

当法人各施設では、ご利用者の安全あんしんのため、生産性の向上のため、生体・見守りセンサーなどの介護ロボットやグループウェア、インカムをはじめとしたソフト・ICT機器を複数導入し、サービス提供現場で活用しています。

今回は、2つの施設の導入事例についてご紹介いたします。

まず、昨年6月にオープンした、前橋市地域密着型特別養護老人ホーム「グランオー前橋」です。

グランオー前橋

当法人では一番新しい施設ですが、全ベッドにパラマウント社製「眠りSCAN」を導入しています。この眠りSCANからの情報をはじめ、ナースコール着信対応や外線電話、玄関インターホン、職員同士の内線はすべてiPad1台に集約され、職員はスマートに業務につくことができています。

「眠りSCAN」はシート状のセンサーをマットレスの下に敷きこむだけで、身体に何も装着することなく、ベッドを利用されている方の呼吸数や心拍数、睡眠状態、覚醒、起き上がり、離床動作などを遠隔においてリアルタイムに把握することができるセンサー。
「眠りSCAN eye」は、入居者様の映像を遠隔のパソコン端末や携帯端末で確認できるほか、「眠りSCAN」で設定した状態の変化を検知した際の通知にあわせて映像を表示することができるシステム。

また、電子記録として、善光会製「SCOP」を導入し情報共有を行うことで申し送り時間の短縮等の生産性向上につながっています。

次に、当法人では一番最初に開設した特別養護老人ホーム「川場春光園」です。

インカムは、電話と同じく送話者と受話者が同時に会話をすることが可能。 また、1名の話し手に対して複数の人が同時に会話を聞くことが可能な点があります。つまり、1対複数人でタイムリーに音声でやり取りしたい場面に適しています。
どこからでも担当部署全員に連絡周知することができる。
介助中で両手がふさがっているときでも、介助を中断することなく連絡を受信することができる。

川場春光園では、日本トータルシステム社製のグループウェア「Group Session」を導入し、職員間の情報共有や業務書類をペーパーレス化しています。また、ティービーアイ社製のインカム「クリアトークカム」を導入し、リアルタイムかつ全体的な情報共有をもとに効果的に連携を行い、特にナースコール等においてご利用者への速やかな対応につながっています。

ICT・介護ロボットの活用は、介護の最新に対応するだけでなく、職員にとっても業務負担の低減につながり、生産性が向上することでサービス提供時間にゆとりが生じ、より質の高い安全あんしんなサービス提供につながっていきます。

今後とも、「先進的介護」や「科学的介護」に積極的に対応し、よりよいサービス提供に努めてまいります。

法人本部 || 2022.11.12