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法人本部ブログvol.25~ほたか会の生産性向上(ICT・介護ロボットの活用について)~

こんにちは、法人本部富澤です。 

介護人材不足が懸念される今日において、介護の質を確保・向上させるために「生産性向上」に向けた取り組みが全国的に求められています。
具体的には、サービス提供現場の働きやすい環境整備の推進やスタッフ間の役割の見直し、関連業務である記録等の事務作業の合理化、ICTや介護ロボットを活用した業務のオペレーションの見直しを図る取り組み等があります。

厚生労働省では平成30年度に「介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン」を作成し、関連ツールの開発等を通じて
当法人では、平成29年度より、生産性向上、とりわけICT・介護ロボットの必要性に着目し、サービス提供現場に数種類の関連機器を導入しています。

○例えば…眠りSCAN

「眠りSCAN」とは、ベッドに設置したセンサーにより体動(呼吸、心拍など)を測定し、睡眠状態を把握するシステムです。

この眠りSCANを主に生体センサーについては、当法人では全施設で導入しております。また、せっかくの便利な機器もスタッフが正しい理解のもと使用できなければ意味がありません。
介護研修センターでも同機器を購入し、未経験者等に対する研修活用を行っています。

さらに、コミュニケーションツールとして、インカムやグループウェア、電子記録システムなどを導入し、職員同士のスムーズな連携や事務作業の効率化につながっています。

なぜ、介護分野にも生産性向上が求められているのでしょうか。
それは、下図のとおり「介護のサービス価値を高めること」にあると言われています。

厚生労働省「介護分野における生産性向上ポータルサイト」より引用

機能分化や業務分担の見直し、ICT・介護ロボット等の便利な関連機器を導入することによって、それが機能しスタッフの負担低減やゆとりとなれば、できることが多くなりご利用者に対するサービスの質が高まります。
また、今日においては様々な介護ロボットやICT関連機器が開発・発売されていますが、これら先進機器にもちゃんと対応していくことも、専門性の担保であり専門職の責任だと思います。

これら介護職員の働きやすい環境づくりが評価され、当法人各施設では「ぐんま介護人材育成認証制度」の認証にもつながっています。
これからも「介護の生産性向上」への取り組みを通じて専門的かつ良質なサービスを提供するために取り組んでまいります!

ご興味のある方はぜひご見学にいらしてください。(ご見学の希望は各施設にお問い合わせください。)

法人本部 || 2024.2.22