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法人本部ブログvol.28~「ほたか会の軌跡シリーズ②」~

こんにちは、法人本部 富澤です。

当法人は昭和51年に誕生し、令和8年には創立50周年を迎えようとしています。この50年を目前にして、当法人の歩んできた軌跡について当時の貴重な写真なども用いながら、一番の古株?である私の当時感じたことなどを交え、このブログでシリーズとしてご紹介しています。

今回は2回目「開業期」です。前回の記事(ほたか会の前身)は コチラ をご覧ください。

ほたか会の開業期~川場春光園の開設

今では最もメジャーな高齢者施設となった「特別養護老人ホーム」も、当時一般的には良いイメージがなかったようです。縁あって創業の地である川場村からの誘致され、「特別養護老人ホーム川場春光園」の開設となったのですが、今日だったら比較的すぐに満床になる特養施設も、満床になるまで半年以上かかったようです。

80人が入所され、川場春光園は軌道に乗りかけてきたものの、ポツンと施設があるだけで、周囲には豊かな自然以外に何もなく、地域資源としては決して十分ではない環境でした。とりわけ入所者の緊急診療等医療の問題は深刻であり、現パースグループ総長の樋口建介氏と協同して、医療法人とほたか病院(現:群馬パース病院)の設立に至りました。

それからもう一つ、介護は「人」で成り立つものです。良い人がいなければ、良質な介護は提供できません。将来的な福祉ニーズを見据え、ハード面だけでなく、ソフト面から「人材育成」として教育センター(現:介護研修センター)などが設置されました。

どちらも地域福祉の拠点を担う施設・医療機関として今日まで受け継がれています。特に介護研修センターでは、自法人職員の育成だけでなく、介護資格講座の開講等を通じて地域福祉の向上に寄与しています。

川場春光園の当時のパンフレットは コチラ をご覧ください。

先日、開業当時職員であったご入所者が、当施設で最期を迎えられました。川場春光園の建物は新しくなっていますが、開業当初からの先人たちが大切にされてきた「あたたかく優しい介護の心」は、変わることなくしっかりと引き継いでいます。

介護は「サービス業」です。まだまだ介護・福祉の業態が「ビジネス」とは認識されていないなかで、創業当時から人の手が担うサービス業として、目の前のお客様のニーズに迅速かつ堅実に応えられるよう、病院や研修センターを設置し、常に質の追及を行ってきたことに、「ほたか会」の原点があると思います。

今回はここまで。次回もお楽しみに。

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法人本部 || 2024.5.23